■コラム

>>女性リーダー育成研修コラム 

女性活躍の現状から見る企業の課題

女性活躍を推進する課題と背景とは


女性が活躍できる職場づくりを推進します

働く女性が活躍できる職場環境づくりを推進するために、2015年に女性活躍推進法が施行されました。ここでは女性活躍を推進する必要性を理解するために、企業が直面する3つの課題と背景をまとめたいと思います。

女性活躍を推進する背景に「3つの課題」


女性が活躍できる職場環境づくりを推進する背景には、以下の3つの課題があります。

 

1.女性の管理職に占める割合は、国際的に見て低い水準にあること

 

   企業での管理職に占める女性労働者の割合は、10%前後にしかなりません。この数値は、国際的に見ても、更にはアジアに見てもとても低い水準です。このことからも、世界基準から日本は女性の社会進出が遅れていることが分かります。日本では女性活躍を推進する中で、女性の管理職の割合を増やす努力が必要です。

 

 具体的な課題として、管理職の女性割合を増やすためには、どのような課題があるのでしょうか。

 ①女性リーダーを育てる環境がなく、研修もないところに課題。

 ②女性リーダーを育てるのに、男性と同じ研修を行っているところに課題。

 ③女性のキャリアモデルとなる先輩女性社員のロールモデルがないところに課題。

 ④家庭との両立が難しく、キャリアを継続できないところに課題。など

 

女性活躍への企業の課題がいくつか挙げられます。

上記のような女性活躍への課題についての取り組みは、こちらにまとめております

女性活躍を推進する企業の取り組みとは

 

2.国連サミットで定められた持続可能な開発目標(SDGs)の一つに、「ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る」ことが定められていること

 

 女性が活躍して労働力が十分に発揮されると、経済成長率が数パーセント上がると言われています。しかし、日本では女性の社会進出に多くの課題があります。結婚や子育てをきっかけに退職する女性が多い点は今でも課題となっており、家庭と両立をしながら正社員で働き続けることは簡単ではありません。また、育児や介護等の事情で一度会社を離れてしまうと、再就職が厳しいという課題が現状としてあります。そのため企業で働く女性の多くが非正規労働者となっています。日本経済が成長し続けるためにも、企業が抱える課題に対処して女性の活躍を推進する必要があります。

 

3.少子高齢化が進み、日本の労働人口の急激な減少が予測されていること

 

 日本の人口推移をみると、近年では横ばいの数字でしたが、2060年には総人口は9000万人を割り込む予想です。人口減少が続き、このまま労働人口も減少の一途をたどると、2030年にかけて就業者数は、821万人減少すると言われています。労働力の減少への課題と優秀な人材確保にも女性活躍の推進が求められています。(参考:厚生労働省公式サイト)

 

女性活躍の課題とその背景のまとめ


日本では、少子高齢化が進み、労働人口が減少することが予測されています。日本の経済成長と企業の更なる発展のためにも、働く女性が活躍できるように職場環境づくりを推進しています。上記で挙げたような課題について早期に対応する必要があります。 

 

株式会社シェルメールでは、「女性活躍推進」への課題に向けた女性リーダーの育成研修を行っています。 

会社の課題や実情を踏まえてオーダーメイドで研修を行っています。ご要望に合わせてリアル研修も、オンラインでの研修にも対応しています。お気軽にお問い合わせください

 

監修 中居成子((独法)職業能力開発大学校「女性の能力開発プログラム」元開発委員・講師


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