■コラム
>>ハラスメント防止研修コラム
目次
1.上司が知るべき【パワハラにならない枕詞・クッション言葉】注意したい二つの職場場面をご紹介
1-1.部下の仕事が立て込んでいて、気が焦っているときに使う<枕詞・クッション言葉>
1-2.上司が部下のプライベートなことに触れるとき<枕詞・クッション言葉>
2.上司が知っておいて損がないパワハラにならない言葉についてのまとめ
テレワークになって部下とのコミュニケーションが減ったり、メールの言葉だとうまく伝わらないと思っている上司の方も多いのではないでしょうか。今回は、パワハラにならないためにも知っておきたい上司が知っておくべき枕詞・クッション言葉について、特に注意したい二つの場面からご紹介します。相手に良かれと思った言葉が、思いがけずパワハラにならないようにチェックしてみてください。
合わせて前回のコラムでは、パワハラにあたる言葉遣いについてご紹介しています。こちらのコラムもチェックしてみてください。
枕詞・クッション言葉とは、ダイレクトに伝えると角が立ってしまいそうなときに使う言葉です。上司が部下との会話で本題に入る前に一言添えることで、会話をオブラートに包み、部下を傷つけたり不快にさせたりせずに会話することができパワハラになりません。
誰でも急いでいるときは、気持ちが先走ってしまい、ぶっきらぼうになりがちです。どんな状況でも、部下も仕事を抱えているのですから、気を配ることを忘れないようにしましょう。
上司は、部下への必要最低限の短いメッセージで送る時は、相手に「責められている」「追及されている」「怒られている」と解釈されてしまうことがあるので注意が必要です。
また、部下自身が立て込んでいて忙しい時にも、上司にそんな気持ちがなくても「いじめられている」「これから更に仕事を押し付けてくるのか」と負荷がかかっているように悪く取られてしまうことがあります。
上司、部下どちらが焦っていても間違ったコミュニケーションになる可能性がありますので、そうならないためにも、特に上司の方はパワハラにならないために枕詞・クッション言葉を使用しましょう。
上司が知るべき【枕詞・クッション言葉の具体例(一例)】
ただし、いくら枕言葉やクッション言葉で優しく尋ねても、悪意を感じる言葉や、威圧的な態度を取っていたらパワハラになります。
職場で特にデリケートな問題に踏み込むときは、必ず枕詞・クッション言葉を加えましょう。業務上確認が必要な時も、部下への善意からの言葉であっても、パワハラにならないように、職場で次のような枕詞・クッション言葉を使ってみましょう。
上司が知るべき【枕詞・クッション言葉の具体例(一例)】
職場でお互い気持ちよく働くためにも、上司は部下に気を遣うことも大切ですよね。上司の方にそんなつもりがなくても、相手が不快に感じてパワハラにならないために、枕詞・クッション言葉を添えて会話をしてみましょう。
職場でのパワハラ防止に役立つハラスメント防止研修についてご興味ございましたら(株)シェルメールまでお問合せください。オンライン研修・集合研修に対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
監修 中居成子(ハラスメント防止コンサルタント歴25年以上)