■コラム
>>メンタルヘルス研修コラム
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で新しい環境に適応する必要性に迫られています。
労働者は新型コロナの感染リスクへの不安を感じながら、在宅勤務などの働き方の変化に追われ、大きなストレスを受けています。「コロナうつ」などと呼ばれる深刻な状況が散見されます。いまこそ、企業によるメンタルヘルスケアが必要です。
企業が、従業員とその家族のメンタルヘルスケアに取り組むことは、従業員とその家族の幸せを守るとともに、職場の生産性の向上にもつながります。
ここでは、メンタルヘルス対策に必要な4つのケア、「セルフケア」「ラインケア」「産業保健スタッフによるケア」「事業外資源によるケア」についてまとめます。
メンタルヘルスとは、心身の健康状態のことを言います。
近年、労働者の受けるストレスは拡大傾向にあり、 労働者の6割が仕事に関しての強い不安やストレスを感じています。
企業は、メンタルヘルス対策を継続的にかつ計画的に実施することが重要です。
(1)メンタルヘルスにおけるセルフケア
ストレスの要因は、仕事や家庭、地域のあらゆるところに存在しています。まずは、労働者自身が、メンタルヘルスのセルフケアをすること。心身のストレスに気づき、メンタル不調の予防や対処をすることが重要です。そのために企業は、メンタルヘルスのセルフケアに関する研修や情報提供を行うことが大切です。
(2)メンタルヘルスにおけるラインによるケア
企業における管理監督者は、部下の状況を日常的に把握することが重要です。個々に感じているストレスの要因を、具体的に把握し、改善に努めて、部下からのメンタルヘルスにおける相談対応を行うことが必要です。
(3)事業場内産業保健スタッフなどによるメンタルヘルスケア
事業場内産業保健スタッフとは、産業医、保健士、衛生管理人事、労務管理スタッフなどを指しており、メンタルヘルス対策における具体的な企画・実行をします。メンタルヘルスに関する研修や教育、メンタルヘルスに関する事業場外資源(心療内科医、精神科医、心理カウンセラーなど)とのネットワークの形成やその窓口となる等、メンタルヘルス対策の中心的な役割を果たします。
(4)事業場外資源によるメンタルヘルスのケア
事業場におけるメンタルヘルスケアの推進について、事業場内産業保健スタッフだけでは十分ではありません。メンタルヘルス対策の専門的な知識を有する各種の期間や専門家からメンタルヘルス対策の情報提供や助言を受ける、メンタルヘルス対策の研修を依頼する、心理カウンセラー派遣を依頼するなど、連携をとることができます。
以上のように、従業員とその家族の心身の健康のために、4つのメンタルヘルスケアをしっかり実施していきましょう。働く人が元気な職場は生産性が向上します。
株式会社シェルメールでは、メンタルヘルス研修(セルフケア、ラインケア)を実施しています。
オンライン研修でもリアル研修にも対応しております。
さらに、メンタルヘルス相談窓口業務も取り扱っています。もし、メンタルヘルス対策に取り組む際は、メンタルヘルスケアの専門家としてご相談も承っております。
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監修 中居成子(メンタルヘルス研修講師歴25年以上)